ブランクがあっても大丈夫?久しぶりに仕事を始める前に考えたいこと
「しばらく仕事から離れていたけれど、そろそろ働きたい」
そう思ったとき、
「何年もブランクがあるけれど大丈夫かな」
「以前のように働けるか不安」
「面接でブランクについて聞かれたら、どう答えればいい?」
と心配になることもあるでしょう。
子育て。
家族の事情。
介護。
引っ越し。
体調。
そのほか、仕事を離れる理由は人によってさまざまです。
仕事をしていなかった期間があるからといって、それまでの経験までなくなるわけではありません。
ただ、久しぶりに仕事を始める場合は、いきなり以前と同じように働こうとするより、
今の自分に合った働き方や、必要な準備を一度整理しておくこと
が大切です。
今回は、仕事のブランクがある人が、久しぶりに働き始める前に考えておきたいことを紹介します。
- まず知っておきたいこと
- まずは「今の生活」を基準に働き方を考える
- ブランク前の仕事を細かく振り返ってみる
- 仕事をしていなかった期間にも身についたことがある
- パソコン操作は一度確認しておく
- すべて最新のスキルを身につける必要はない
- 「できないこと」より「できること」を確認する
- いきなり以前と同じ働き方に戻らなくてもいい
- 求人を見ることで今の仕事事情がわかる
- 「未経験OK」だけに絞らなくてもいい
- ブランクについて面接で聞かれたら?
- 履歴書のブランクが気になっても、事実をそのまま書く
- 久しぶりの仕事に不安があるのは自然なこと
- 家族との生活も確認しておく
- 最初から完璧に働こうとしない
- ブランクを埋めるためだけに資格を取らなくてもいい
- 仕事探しがうまくいかなくても、自分を否定しない
- これからできること
- まとめ
まず知っておきたいこと
ブランクがあることだけで仕事をあきらめなくていい
仕事を離れていた期間が長くなると、
「もう再就職は難しいのでは」
と思うことがあります。
もちろん、応募する仕事によっては最新の知識や実務経験が求められることもあります。
一方で、
以前の仕事で身につけた経験。
人との接し方。
仕事の進め方。
パソコン操作。
専門知識。
など、これまで培ってきたものを生かせる仕事もあります。
大切なのは、
「何年働いていなかったか」
だけを見るのではなく、
今できることと、これからできるようになりたいこと
を整理することです。
まずは「今の生活」を基準に働き方を考える
以前働いていたころと、今では生活が変わっていることもあります。
そのため、
「前はフルタイムだったから、今回もフルタイム」
と決める必要はありません。
まずは、
週に何日働けるか。
一日何時間くらいなら無理がないか。
何時から何時までなら働けるか。
通勤にどのくらい時間を使えるか。
休日はいつ必要か。
といったことを考えてみましょう。
久しぶりの仕事では、
今の生活に仕事をどう組み込むか
という視点も大切です。
ブランク前の仕事を細かく振り返ってみる
「以前は事務をしていました」
だけでは、自分が何をできるのか見えにくいことがあります。
そこで、実際にしていた仕事を細かく書き出してみましょう。
たとえば、
電話対応。
来客対応。
データ入力。
Excelでの表作成。
請求書作成。
スケジュール管理。
在庫管理。
接客。
後輩への指導。
などです。
こうして分けてみると、
「これは今でもできそう」
「この経験なら別の仕事にも使えそう」
というものが見つかることがあります。
職種名だけでなく、実際にどんな作業をしていたかまで振り返るのがおすすめです。
仕事をしていなかった期間にも身についたことがある
ブランクの期間を、
「何もしていなかった期間」
と考えてしまう人もいます。
でも、その間にもさまざまなことを経験しているはずです。
たとえば、
予定を管理する。
家計を管理する。
学校や地域との連絡をする。
家族のスケジュールを調整する。
パソコンやスマートフォンを使う。
新しいことを調べる。
人とやり取りする。
といったことです。
もちろん、生活の中で行ってきたことを、そのまま職務経験として扱えるわけではありません。
それでも、
自分には何もできないと考えすぎないための材料
にはなります。
これまでの生活も含めて、自分が得意なことや苦になりにくいことを見つけてみましょう。
パソコン操作は一度確認しておく
久しぶりに仕事を始める場合、以前と仕事の進め方が変わっていることがあります。
特に確認しておきたいのがパソコンやデジタルツールです。
たとえば、
メール。
Word。
Excel。
ファイルの保存。
PDF。
クラウドサービス。
オンライン会議。
ビジネスチャット。
などです。
以前使っていたものでも、しばらく触っていないと操作を忘れていることがあります。
逆に、少し練習すれば思い出せることもあります。
「パソコンが苦手だから無理」と決める前に、まず実際に触ってみましょう。
すべて最新のスキルを身につける必要はない
久しぶりに仕事を探し始めると、
「今はAIも使えないといけない?」
「Excelも全部できないとだめ?」
と不安になることがあります。
でも、必要なスキルは仕事によって違います。
最初から、
Excelの高度な関数。
デザイン。
プログラミング。
AI。
などをすべて学ぶ必要はありません。
まずは興味のある求人を見て、
実際にどんなスキルが求められているのか
を確認しましょう。
必要なものが見つかったら、その部分から学ぶ方が効率的です。
「できないこと」より「できること」を確認する
ブランクがあると、
「今の自分にはできないこと」
ばかり気になりやすくなります。
でも、仕事探しでは、
できないことを数えるだけではなく、
できること。
経験したこと。
少し練習すればできそうなこと。
これから学びたいこと。
に分けて考えてみましょう。
たとえば、
Excelは基本操作ならできる。
電話対応は経験がある。
接客は長くしていた。
オンライン会議は未経験だけれど練習できそう。
というように整理します。
こうすると、「何もできない」という漠然とした不安が少し具体的になります。
いきなり以前と同じ働き方に戻らなくてもいい
ブランク前に正社員としてフルタイムで働いていたとしても、同じ働き方に戻ることだけが選択肢ではありません。
たとえば、
パートから始める。
短時間勤務を探す。
派遣で働く。
在宅勤務ができる仕事を探す。
週数日から始める。
という方法もあります。
一度働き始めてから、
「もう少し働けそう」
と思ったら、勤務時間や働き方を変えることもできます。
久しぶりの仕事だからこそ、小さく始める
という考え方があってもよいでしょう。
求人を見ることで今の仕事事情がわかる
すぐに応募するつもりがなくても、求人を見ることには意味があります。
実際の求人を見ていると、
どんな仕事があるか。
どんな経験が求められているか。
パソコンはどの程度必要か。
勤務時間はどのくらいか。
どんな働き方があるか。
などがわかります。
「仕事探しを始める=すぐ応募する」
ではありません。
まず求人を見るだけでも、今の自分に足りないものや、生かせそうな経験が見えてきます。
「未経験OK」だけに絞らなくてもいい
ブランクがあると、
「未経験OKの仕事しか応募できないのでは」
と思うことがあります。
でも、以前経験した仕事や、それに近い仕事なら、その経験を生かせる場合があります。
たとえば、
以前の事務経験。
接客経験。
経理経験。
営業経験。
介護経験。
などです。
ブランクがあっても、過去の経験がすべて未経験になるわけではありません。
仕事内容を見ながら、
以前の経験とどこがつながっているか
を考えてみましょう。
ブランクについて面接で聞かれたら?
ブランクがある場合、面接でその期間について聞かれることがあります。
必要以上に長く説明する必要はありません。
たとえば、
「子育てのため仕事を離れていましたが、現在は働ける環境が整ったため、再就職を希望しています」
というように、
理由。
現在は働ける状況であること。
これから働きたい気持ち。
を簡潔に伝える方法があります。
そして、
以前の経験をどう生かせるか。
仕事を離れている間に何をしていたか。
現在どんな準備をしているか。
などにつなげると、自分のことを説明しやすくなります。
大切なのは、ブランクそのものを必要以上に申し訳なく説明することではありません。
これからどう働きたいかを伝えること
を意識しましょう。
履歴書のブランクが気になっても、事実をそのまま書く
仕事をしていなかった期間を気にして、経歴をごまかしたり、期間を変えたりするのは避けましょう。
職歴は事実に沿って記載します。
空白期間について説明が必要な場合は、応募書類や面接で簡潔に伝えれば大丈夫です。
また、資格取得や学習などをしていた場合は、その内容を伝えられることもあります。
重要なのは、
ブランクを隠すことではなく、現在の自分が仕事に向けて何をしているか
です。
久しぶりの仕事に不安があるのは自然なこと
しばらく働いていなければ、
朝から決まった時間に動けるかな。
仕事を覚えられるかな。
人間関係は大丈夫かな。
体力が続くかな。
と不安になることもあります。
そのため、仕事を始める前に、
生活時間を整える。
通勤する時間帯に外出してみる。
パソコンを使う時間を作る。
決まった時間に作業してみる。
といった準備をしてみるのも一つの方法です。
仕事そのものだけでなく、働く生活に少しずつ慣れておくことで、始めたあとの負担を減らせることがあります。
家族との生活も確認しておく
仕事を始めると、自分だけでなく家庭の生活も変わることがあります。
たとえば、
家事をいつするか。
子どもの予定にどう対応するか。
急な用事があったときどうするか。
家族で分担できることはあるか。
などです。
仕事を始めてからすべて考えるより、事前に少し話し合っておくと安心です。
「自分が全部今までどおりやりながら働く」と考えると、負担が大きくなることがあります。
働き始めることに合わせて、生活のやり方を変えることも考えてみましょう。
最初から完璧に働こうとしない
久しぶりに仕事をすると、
「迷惑をかけないようにしなければ」
「早く仕事を覚えなければ」
と頑張りすぎてしまうことがあります。
でも、新しい職場では、ブランクの有無にかかわらず覚えることがあります。
わからないことは確認する。
メモを取る。
同じことを繰り返さないよう整理する。
少しずつ仕事の流れを覚える。
そんな積み重ねで十分です。
最初から以前と同じようにできなくても、少しずつ慣れていけばよいでしょう。
ブランクを埋めるためだけに資格を取らなくてもいい
再就職を考えると、
「何か資格を取った方がいいのかな」
と思うことがあります。
資格が役立つ仕事もあります。
ただし、
「ブランクがあるから、とりあえず資格を取ろう」
と考える必要はありません。
まずは求人を見て、
希望する仕事に資格が必要なのか。
資格より経験が重視されるのか。
パソコンなどの実務スキルが必要なのか。
を確認してみましょう。
必要なものがわかってから学ぶ方が、仕事につながりやすくなります。
仕事探しがうまくいかなくても、自分を否定しない
応募しても採用されないことが続くと、
「やっぱりブランクがあるからだ」
と思ってしまうことがあります。
でも、採用は、
経験。
仕事内容との相性。
勤務条件。
応募者の数。
企業が求めている人物像。
など、さまざまな要素で決まります。
一つの不採用だけで、
「自分には仕事がない」
と考える必要はありません。
応募する職種を少し広げる。
勤務条件を見直す。
応募書類を整える。
必要なスキルを一つ学ぶ。
など、できるところから調整していきましょう。
これからできること
久しぶりに仕事を始めたいと思ったら、まず次のことから準備してみましょう。
1.今働ける時間を確認する
勤務日数や時間、通勤できる範囲を考えます。
2.以前の仕事を細かく書き出す
職種名だけではなく、実際に担当していた作業まで振り返ります。
3.パソコンなどの操作を確認する
以前使っていたものを、一度実際に使ってみましょう。
4.求人をいくつか見てみる
応募しなくても大丈夫です。
まず今どんな仕事があるのかを知ります。
5.足りないものがあれば一つだけ準備する
パソコン操作。
応募書類。
資格。
仕事に必要な知識。
など、自分に必要なものから始めます。
まとめ
仕事にブランクがあると、
「久しぶりに働けるだろうか」
と不安になることがあります。
でも、仕事を離れていた期間があるからといって、それまでの経験がなくなるわけではありません。
まずは、
これまでどんな仕事をしてきたか。
今できることは何か。
どのくらい働けるか。
どんな働き方なら続けられそうか。
これから何を準備すればよいか。
を一つずつ整理してみましょう。
以前と同じ働き方に、すぐ戻る必要もありません。
短時間から始める。
経験を生かせる仕事を探す。
少しスキルを学んでから応募する。
そんな方法もあります。
大切なのは、
ブランクがある自分を基準に仕事を探すのではなく、今の自分に合う働き方を探すこと。
まずは求人を一つ見てみる。
以前の仕事内容を書き出してみる。
パソコンを少し触ってみる。
そんな小さな準備から、久しぶりの仕事への一歩を始めてみましょう。
