通信講座と独学、どちらがいい?メリット・デメリットを比較
「資格を取りたいけれど、通信講座を使った方がいいのかな」
「できれば費用を抑えて、独学で勉強したい」
資格取得を考えたとき、迷いやすいのが勉強方法です。
通信講座には、カリキュラムに沿って学べる安心感があります。
一方で、独学なら費用を抑えながら、自分のペースで進めやすいというメリットがあります。
どちらが優れているというより、大切なのは、
自分の性格や生活、目指す資格に合う方法を選ぶこと。
今回は、通信講座と独学それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、自分に合う勉強方法の選び方を考えていきます。
まず知っておきたいこと
通信講座と独学、どちらでも合格を目指せる資格はある
資格の勉強というと、
「講座を使わないと難しいのでは」
と思うことがあります。
でも、資格によっては、市販のテキストや問題集を使って独学で合格を目指すこともできます。
反対に、
学習範囲が広い。
内容が難しい。
初めて学ぶ分野である。
実技や添削がある。
などの場合は、通信講座を利用した方が進めやすいこともあります。
まず考えたいのは、
その資格は独学しやすいのか、それともサポートがあった方が学びやすいのか
ということです。
資格によって向いている学び方は変わります。
通信講座のメリット
1.何から勉強すればいいか迷いにくい
通信講座の大きなメリットは、学習する順番があらかじめ整理されていることです。
資格試験では、出題範囲が広いことがあります。
独学だと、
「どこから始めればいい?」
「全部覚えなければいけない?」
と迷ってしまうこともあります。
通信講座では、教材やカリキュラムに沿って進められるため、資格勉強が久しぶりの人でも取り組みやすいでしょう。
2.教材を自分で選ぶ手間が少ない
独学では、自分でテキストや問題集を選ぶ必要があります。
選択肢が多いと、
「どれがいいのかわからない」
と迷うこともあります。
通信講座なら、基本的に必要な教材がまとめて用意されています。
教材選びから始めなくてよいことは、勉強を始めるハードルを下げてくれます。
3.質問や添削などのサポートを利用できることがある
講座によっては、
- 質問サービス
- 添削
- 学習相談
- 模擬試験
- オンライン動画
- 学習進捗の管理
などのサポートがあります。
一人では理解しにくいところを質問できるのは、通信講座ならではのメリットです。
ただし、サポート内容は講座によって異なります。
申し込む前に、何が含まれているのかを確認しましょう。
4.勉強を続けるきっかけを作りやすい
独学では、良くも悪くもすべて自分次第です。
仕事や家事が忙しいと、
「今日はいいかな」
と勉強が後回しになってしまうこともあります。
通信講座なら、学習スケジュールや教材の進み方があるため、勉強を続けるペースを作りやすい場合があります。
通信講座のデメリット
1.費用がかかる
通信講座の一番わかりやすいデメリットは、独学より費用がかかりやすいことです。
資格によっては数万円以上かかる講座もあります。
さらに、
受験料。
追加教材。
スクーリング。
更新料。
など、講座代とは別に費用が必要になる場合もあります。
「資格取得に全部でいくらかかるか」を確認しておきましょう。
2.教材が自分に合わないこともある
評判のよい通信講座でも、自分に合うとは限りません。
文章中心の教材が読みやすい人。
動画で説明してもらった方がわかりやすい人。
問題をたくさん解きながら覚える人。
学び方には個人差があります。
教材の見本や無料体験がある場合は、申し込む前に確認してみるとよいでしょう。
3.講座を申し込んだだけでは合格できない
通信講座を申し込むと、
「これで大丈夫」
という気持ちになることがあります。
でも、講座はあくまで学習を助けてくれるものです。
実際に教材を読み、問題を解き、学習を続ける必要があることは独学と変わりません。
高額な講座を利用すれば、自動的に資格が取れるわけではありません。
独学のメリット
1.費用を抑えやすい
独学では、市販のテキストや問題集を中心に学ぶため、通信講座と比べて費用を抑えやすいのが大きなメリットです。
最近では、本だけでなく、
公式サイト。
学習アプリ。
動画。
オンライン問題集。
などを活用できる場合もあります。
できるだけ費用をかけずに挑戦したい人には、独学が向いています。
2.自分のペースで勉強できる
独学では、
朝に勉強する。
週末にまとめて勉強する。
苦手なところだけ時間をかける。
得意なところは早めに進む。
といった調整がしやすいのが特徴です。
仕事や家事と両立しながら学びたい人にとって、自分の生活に合わせられることは大きなメリットです。
3.自分に合う教材を選べる
書店などで実際にテキストを見て、
文字の大きさ。
図の多さ。
説明のわかりやすさ。
問題量。
などを確認して選べます。
一冊の教材が合わなければ、別のものに変えることもできます。
自分で教材を選びたい人には、独学の自由さが合うでしょう。
独学のデメリット
1.学習計画を自分で立てる必要がある
独学では、
いつまでにテキストを終えるか。
いつから問題演習をするか。
過去問をどのくらい解くか。
などを自分で考える必要があります。
試験日から逆算して計画を立てるのが苦手な人には、負担になることがあります。
2.わからないところを質問しにくい
独学中に理解できないところが出てきても、基本的には自分で調べることになります。
本やインターネットで解決できることもありますが、専門的な資格では理解するまでに時間がかかることもあります。
質問できる環境があった方が安心な人には、通信講座の方が向いている場合があります。
3.途中で勉強をやめやすい
独学には期限を管理してくれる人がいません。
仕事が忙しい。
家のことが忙しい。
今日は疲れた。
そんな日が続くと、いつの間にか勉強しなくなってしまうこともあります。
自分で習慣を作ることが、独学では特に大切です。
通信講座と独学を比較すると?
大まかに整理すると、次のように考えられます。
| 比較するポイント | 通信講座 | 独学 |
|---|---|---|
| 費用 | 比較的高い | 抑えやすい |
| 教材選び | 基本的に不要 | 自分で選ぶ |
| 学習計画 | 用意されていることが多い | 自分で立てる |
| 質問 | 対応している講座がある | 基本的に自分で調べる |
| 自由度 | カリキュラムに沿う | 高い |
| 続けやすさ | サポートを利用できる | 自己管理が必要 |
| 向いている人 | 学習をサポートしてほしい人 | 自分で進められる人 |
ただし、これはあくまで一般的な違いです。
通信講座でも自由度の高いものがありますし、独学でもオンライン教材を組み合わせればサポートを補える場合があります。
通信講座が向いている人
次のような人は、通信講座を検討してみてもよいでしょう。
- 資格の勉強が久しぶり
- 何から始めればいいかわからない
- 自分で教材を選ぶのが苦手
- 学習計画を立てるのが苦手
- わからないところを質問したい
- 一人だと途中でやめてしまいそう
- ある程度費用をかけても効率よく学びたい
特に、長期間の勉強が必要な資格では、学習ペースを作るために講座を利用する方法があります。
独学が向いている人
反対に、次のような人は独学から始めてもよいでしょう。
- 費用をできるだけ抑えたい
- 自分で学習計画を立てられる
- 本を読んで理解するのが苦にならない
- わからないことを自分で調べられる
- 過去に資格試験の勉強経験がある
- 自分のペースで進めたい
まず市販のテキストを見て、
「これなら自分でも勉強できそう」
と思えるなら、独学から始めてみる方法もあります。
「最初は独学、必要なら講座」でもいい
通信講座か独学か。
最初からどちらか一方に決めなくても構いません。
たとえば、
まずテキストを一冊買ってみる。
数週間、独学してみる。
内容が難しいと感じたら通信講座を検討する。
という方法もあります。
反対に、通信講座を使いながら、市販の問題集を追加することもできます。
通信講座と独学を組み合わせる
という考え方もあるのです。
資格取得まで長く学ぶことになるなら、「どちらが正しいか」より、自分が続けやすい形を見つけることの方が大切です。
資格によって選び方を変える
同じ人でも、資格によって学び方を変えてよいでしょう。
たとえば、基礎から始めやすい資格なら独学。
専門性が高く、学習範囲が広い資格なら通信講座。
実技や添削が必要ならサポートのある講座。
というように考えることができます。
資格を選んだら、
試験内容。
出題範囲。
必要な学習期間。
独学者向けの教材が充実しているか。
講座にはどんなサポートがあるか。
を確認してから決めましょう。
通信講座を選ぶときに確認したいこと
通信講座を利用するなら、料金だけで比較しないことも大切です。
確認しておきたいのは、
- 教材の内容
- 動画講義の有無
- 質問できる回数や方法
- 添削の有無
- 学習期間
- 受講期限
- 模擬試験や問題演習
- スマートフォンで学べるか
- 料金に何が含まれているか
- 途中で合わなかった場合の対応
などです。
「合格実績が高い」「人気がある」という情報だけでは、自分に合う講座かどうかはわかりません。
自分が続けやすい学び方が用意されているか
という視点で比較してみましょう。
費用だけで決めないことも大切
独学は費用を抑えられる一方で、勉強が長引いたり、教材を何冊も買い直したりすることもあります。
通信講座は費用がかかりますが、学習の順番が整理されていることで進めやすく感じる人もいます。
そのため、
「安いから独学」
「高いから通信講座の方が安心」
と単純に決める必要はありません。
時間も含めて、
自分にとって無理なく続けられる方法か
を考えてみましょう。
これからできること
通信講座と独学で迷っているなら、次の5つを確認してみてください。
1.その資格は独学しやすい?
市販の教材や合格体験などを調べてみます。
2.自分で学習計画を立てられそう?
試験日までの期間を確認して考えましょう。
3.質問できる環境は必要?
初めて学ぶ分野なら、サポートがある安心感も考えてみます。
4.資格取得に使える予算はいくら?
受験料や教材費も含めて考えます。
5.どんな教材なら続けやすい?
本、動画、スマートフォン学習など、自分が学びやすい方法を考えてみましょう。
この5つを整理すると、自分に合う方法が見えやすくなります。
まとめ
通信講座と独学には、それぞれメリットとデメリットがあります。
通信講座は、
学習の順番がわかりやすい。
教材を選ぶ手間が少ない。
質問や添削などのサポートを利用できる。
といったメリットがあります。
一方、独学は、
費用を抑えやすい。
自分のペースで進められる。
好きな教材を選べる。
という魅力があります。
大切なのは、
「どちらの方がいいか」ではなく、「自分ならどちらの方が続けられるか」
ということ。
資格によって学び方を変えてもいいですし、独学と通信講座を組み合わせても構いません。
自分の生活や性格、目指す資格に合った方法を選びながら、無理なく学びを続けていきましょう。
